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リスクをとって殖やす

■2014年から新たに登場した「JPX日経インデックス400(JPX日経400)」

株式投資をするにあたって、国内の株式市場全体の株価が日々どのように変動しているかを常に把握しておくことはとても大切なことです。
株式の相場全体の状況を示すために、個々の株価を一定の計算方法で総合し、数値化したものを株価指標といいます。株価指標の代表的なものとしては「東証株価指数(TOPIX)」と「日経平均株価」がありましたが、新たに、2014年1月から「JPX日経インデックス400(JPX日経400)」が登場しました。それぞれの指標の特徴などを比較みましょう。

東証株価指数(TOPIX)

東証株価指数(TOPIX)は、東京証券取引所第1部に上場している全銘柄を対象とした時価総額指数です。基準日(1968(昭和43))年1月4日の時価総額を100として、現在(その日)の時価総額がどれだけになっているかを表しています。
時価総額で算出するために、一般的に、時価総額の大きい銘柄(大型株)の値動きの影響を受けやすいのが特徴です。東証株価指数(TOPIX)は日経平均株価と同様、テレビや新聞などで最も馴染み深い株価指標の一つです。

日経平均株価(日経225)

日経平均株価は、東京証券取引所第1部に上場している銘柄の中から代表的な225銘柄を選定し、銘柄の入替えなどがあっても連続性を失わないように工夫された修正平均株価です。
安定株主(株価の値動きに関係なく、長期にわたりその株式を保有し続ける株主)が多く、浮動株(値上り益を得るため絶えず市場で売買されている株式)が少ない株式の影響を受けやすいのが特徴です。定期的な見直しによる銘柄の入れ替えは、原則として毎年10月に実施されています。

JPX日経インデックス400(JPX日経400)

東京証券取引所に上場する全3400銘柄の中から、過去3年間の利益水準と、企業の資本効率を示す自己資本利益率(ROE)などで分析し、投資家にとって投資魅力の高い400銘柄を選定します。特に直近3年間で債務超過や連続赤字だった企業を除外し、財務や経営が優れた日本株市場のけん引役となる銘柄の値動きを組み入れることになっています。
自己資本利益率(ROE)とは、自己資本に対してどれだけの当期純利益が出ているかによって収益性を分析する投資尺度で、「当期純利益÷自己資本×100」で計算します。一般的に、ROEが高いほど収益性は高く、低いほど収益性は低いと判断されます。したがって、JPX日経インデックス400(JPX日経400)は業績の良い優良企業を集めた株価指標ともいえるでしょう。指数の算出は2014年1月6日から開始し、1秒ごとに算出・配信されます。また、2013年8月30日を基準に10000として計算し、組み入れ銘柄は毎年8月最終営業日に定期的に入れ替えます。

JPX日経インデックス400(JPX日経400)に連動した投資信託の登場

インデックスファンドとは、従来、TOPIXや日経225の指数に連動した値動きをする投資信託のことです。他のファンドに比べ、販売手数料や信託報酬が割安なので、初心者にも値動きがわかりやすいことから根強い人気があります。新たに、JPX日経インデックス400(JPX日経400)の登場によって、今後はこの指数に連動したインデックスファンドやETFが多く販売されることになるでしょう。
ただし、JPX日経インデックス400インデックスファンドはあくまでも値動きのある株式に投資するため、元本が保証されているわけではありません。また、JPX日経インデックス400の指数以上の値上がりはないことや、指数が下がればファンドの基準価格も下落することを理解したうえで購入を検討することが大切です。

日本の主な株価指標

名称 対象となる銘柄 銘柄数
東証株価指数
(TOPIX)
東京証券取引所第1部上場のすべての銘柄 約1,700
日経平均株価
(日経225)
東京証券取引所第1部上場の代表的な銘柄 225
JPX日経インデックス400
(JPX日経400)
ROEなどで投資魅力の高い条件を満たす銘柄 400