家庭のマネー学 ライフプランから資産運用まで〜 あなたと家族を守る人生ガイド

目的別

リスクをとって殖やす

■投資をするにあたっての注意点

欧米で漂う停滞感、存在感をますます高める新興国、といったかたちで世界経済はグローバルに変貌を遂げようとしています。こうしたなかで、成長分野や新興国に対する投資が活発となっていますが、投資をするにあたっての注意点を改めて見ていきたいと思います。

1. 投資は自己責任で
まず「投資は自己責任」の鉄則を忘れないことです。特にハイリスク・ハイリターンの金融商品を購入する場合、「余裕資金を充てること」は言うまでもありませんが、金融機関の説明や目論見書等でリターンとリスクの程度をしっかりと確認し、特にリスクが自分の「リスクの許容範囲」に収まることを確認することが重要です。

2. 仕組みが理解できない金融商品への投資は禁物
世の中には破格な利回りをうたった金融商品があります。仕組みが複雑で、よく理解されていないにも関わらず、購入者が後を絶ちません。その背景には、人間心理として、難解な仕組みの方が儲かりそうだと錯覚してしまう点にあります。しかし、常識を超えた利回りを提供できる裏には必ずからくりがあり、投資家のリスクとして跳ね返るのです。投資家の選択は、複雑すぎる商品は避けるか、詳しく勉強してきちんと理解してから買うか、のどちらかだと思います。
なお、「金融商品取引法(平成19年9月施行)」では、金融機関側に金融商品の説明義務を課しています(図表★15)。投資家保護を最重要とした法律が施行されたわけですから、遠慮なく説明を求めましょう。その場の雰囲気に流されて購入すると、意に反して大きな損失を受けかねません。

金融機関の金融商品販売時の説明義務(概要)

3.ライフプランの変化に伴う「リアロケーション」
5年に一度程度の割合で、資産状況やライフプランを見直して金融資産の配分を再検討することを「リアロケーション」といいます。子どもが増えて教育資金を作ることが優先課題となった、リストラによる転職で年収が大幅に減った、予定以上の資産形成できた、などにより「リスク許容度」(家計が負えるリスクの程度)も変わっていることがあります。こうした変化を捉えて、投資の方針や資産配分を見直す「リアロケーション」も適宜行っていくことが必要です。