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目的別

リスクをとって殖やす

■FX投資のポイント

FX(Foreign eXchange;外国為替保証金取引のことです)投資は、保証金をFX業者に預けて、その保証金の一定倍(投資家が指定)の取引金額で2国間の通貨の売買を行う取引をいいます。少額の保証金でも取引ができ、大きな利益を狙える反面、大きな損失を招く可能性もあります。

それでは利益を得る仕組みと、FXの特徴である「円高でも利益が狙える」、「保証金の数十倍の取引が行える」といった側面を見ていきます。
FXの利益(損失)は、為替の変動に伴い発生する為替差益(差損)です。加えて「スワップポイント」と呼ばれる通貨間の金利差が損益に影響してきます。具体的には、金利の低い通貨を売って、金利の高い通貨を買う場合にスワップポイントを受取り(利益の発生)、逆に金利の高い通貨を売って、金利の低い通貨を買う場合にスワップポイントを支払います(損失の発生;図表)。

スワップポイントの仕組み

FX投資では、外貨安・円高局面でも外貨の「売り」取引で利益が上がります。米ドル・円を例に見ていきます。

  • 1.円安のうちに投資家が業者から米ドルを借りる
  • 2.直ちにその米ドルを売り、円を買う
  • 3.予想通り円高になったところで、同額のドルを買い戻す
  • 4. 投資家は借りた米ドルを業者に返す

といったステップです。ドル安・円高となると、米ドル買い戻しのための円支払いが少なくて済み((3)のステップ)、その差額が利益となります。

投資家は「レバレッジ倍率」(最大50倍、2011年8月からは最大25倍に縮小)と呼ばれる倍率を選んでFX投資ができます(高い倍率はハイリスク、ハイリターン、低い倍率はローリスク、ローリターン)。

以下、FX投資における注意点を見ていきます。

  • ・外国為替の先行き予想は難しく、比較的安定している先進国通貨でも時として大きく変動することから、想定外の損失が生じる可能性があること
  • ・レバレッジ倍率を上げ過ぎると、為替の変動により、保証金の相当部分を失う可能性があること
  • ・保証金の管理がずさんなFX業者と取引を行うと、その業者の破たん時に保証金を失う可能性があること

このように、FXはハイリターンが狙える反面、高いリスクも伴います。慎重な投資スタンスが必要となります。