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目的別

リスクをとって殖やす

■外貨預金投資のポイント

外貨預金投資は、比較的金利の高い通貨に投資することで得られる利子収入と、通貨価値上昇(円安)時に為替差益が見込まれることが保有動機となります。もちろん換金時に円高になると為替差損を被ることから、為替変動リスクを抱えた預金といえます。

まず外貨預金の基本的な仕組みを捉え、投資家の関心の高い「外貨預金の為替損益」と「外貨預金の手数料」を見ていきます。
外貨預金は、(1)預入時に円貨を外貨(米ドルなど)に替える、(2)外貨建てで預金を開始する、(3)引出時に外貨預金を円貨に替えるといった3段階の取引から成ります。通貨は、米ドル、ユーロをはじめ、最近では比較的金利の高い豪ドル、ニュージーランド・ドルも人気があります(取り扱う通貨は金融機関によりまちまち)。通常、金融機関には、1か月〜1年の定期預金と普通預金が用意されています。

外貨預金の為替損益ですが、預入時と引出時の為替レートの変動により生じます。その際、円貨から外貨預金への預入時の換算相場(TTS)と外貨預金から円貨での引出時の換算相場(TTB)には差(米ドルであれば1米ドルあたり2円;金融機関により差はまちまち)がありますので、外国為替相場に変動がない場合でも、引出時の円貨額が預入時の円貨額を下回り、元本割れが生じる場合があります。

続いて手数料ですが、外貨預金には為替手数料が発生します。上記TTSとTTBの差は、実は為替手数料に相当し、ある大手銀行の例でみると1米ドルあたり2円、1ユーロ当たり3円、1豪ドル当たり4円などとなっています(図表)。

通貨ごとのTTSおよびTTBの適用例

それでは外貨預金投資をする際の注意点等を見ていきます。

  • 1.外貨預金は、為替手数料が割高である。投資は為替手数料を差し引いた手取りで判断すること
  • 2.目的資金(結婚費用、住宅頭金等)で外貨定期預金を行ない満期に急激な円高となると、金利分を計算しても元本割れの惧れがある。基本的には余裕資金で投資すること
  • 3.外貨預金は、国内銀行であっても預金保険(1金融機関、1千万円までの預金とその利息が保護)の対象外であること

外貨預金の特性を踏まえ、リスクの高い金融商品であることを理解し、慎重に投資判断をしたいところです。