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生活の三大資金

住宅資金

■住宅ローンモデルプラン(1)シングル

シングル世帯とは、独身でパートナーがいない世帯です。早めに住宅ローン返済を終わらせることを考えましょう。

シングル世帯向(図参照)

  • ・元利均等返済で全期間固定金利型ローンを利用する
  • ・借入額1800万円 期間35年(繰り上げ返済で25年9ヵ月に圧縮)
  • ・金利 全期間2.65%固定
  • ・毎月返済額 約6.5万円
  • ・3年後、6年後、9年後、12年後に100万円の期間圧縮型繰り上げ返済を行う
  • ・総支払額 約2430万円

元利均等返済で期間長めの固定金利型ローンを組み、可能な限り期間圧縮型の繰り上げ返済を行うプランです。ローン期間を長めに取る事により毎月の返済額を押さえ、突然の収入減に対応しやすくしています。ローン期間を短めに取ったプランと比較してみましょう。

シングル

比較プラン

  • ・元利均等返済で全期間固定金利型ローンを利用する
  • ・借入額1800万円 期間20年
  • ・金利 全期間2.40%固定
  • ・毎月返済額 約9.4万円
  • ・繰り上げ返済なし
  • ・総支払額  約2268万円

比較をすると、総支払額は162万円、支払期間も5年9ヵ月、モデルプランの方が不利になります。しかし、毎月返済額はモデルプランの方が約3万円安くなっています。毎月必ず支払わなくてはならない金額が約3万円違うと、緊急時にも心の余裕が生まれます。162万円の差をもったいなく思う方は、繰り上げ返済のペースと金額を増やすことを検討しましょう。繰り上げ返済は早い時期に行うとより高い効果が期待でき、モデルケースの場合、16年後までは100万円の繰り上げ返済で2年以上の期間圧縮、つまり2年分以上の利息を支払わずに済むことができます。

FPからのアドバイス
  • ・総支払額が高くなっても毎月返済額を低くする事を考える
  • ・シングル世帯は怪我や病気が心配。別途、所得保障型の保険に加入する事も検討したい
  • ・余裕のない住宅ローンを組むと、将来、世帯構成や収入状況が変化した際に返済方法の変更が難しくなるので避ける事
  • ・繰り上げ返済に夢中になりすぎて、緊急時の資金を投入してしまう事がないよう注意